京都の出町にホタルをよぼうと『出町deホタル』計画が京都の『でまち倶楽部』で推進されていますが、このたび、源氏ボタルの餌になるカワニナを出町地区の鴨川に定着させるため、カワニナを採取し放流するというカワニナツアーが行われました。息の長い取り組みになりそうです。


1999年6月19日 ニュースが届きました。

京都府井手町では、1999年6月21日からの6月議会に「源氏ボタル保護条例」を提案します。これは、今年3月制定の環境保全条例に続く個別の条例として制定されます。まず、間違いなく議会を通り、制定されるでしょう。守る会の10年に及ぶ地道な活動の結果だと、地元新聞・洛南タイムスの今朝(6月9日付け)の6面に大きく掲載されていました。保護区の指定・ホタル保護に支障をきたす行為の禁止・ホタルはもちろんカワニナの捕獲禁止…などが盛り込まれるようです。


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カワニナ

源氏ホタルの幼虫がえさにしている

体長1ミリ〜3センチ 淡水にすむ巻貝

川岸の苔に産みつけられた源氏ボタルの卵はふ化すると

川へ入っていく

幼虫は自分の体の大きさにあったカワニナをするどい歯と強いあごで捕まえて食べる

羽化の時期が近付くと雨の夜を待って 

光ながら上陸し土にもぐりさなぎになる

羽化した源氏ボタルは幼虫時代にたくわえた栄養で生きる

成虫は水しか飲まない

そして産卵して死んでゆく

羽化してから3〜5日の命

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